第16回日本トラウマティック・ストレス学会 【会期】2017年6月10(土)・11日(日)※プレコングレス 6月9日(金)【会場】武蔵野大学有明キャンパス(予定) 〒135-8181 東京都江東区有明3-3-3 【主催】日本トラウマティック・ストレス学会 【テーマ】災害、犯罪被害の早期支援の展開 【大会長】小西 聖子(武蔵野大学人間科学部 大学院人間社会研究科人間学専攻 心理臨床センター 教授)

大会長挨拶

第16回 日本トラウマティック・ストレス学会
大会長:小西 聖子(武蔵野大学人間科学部 大学院人間社会研究科人間学専攻 心理臨床センター 教授)

このたび、第16回日本トラウマティック・ストレス学会を開催することになりました武蔵野大学の小西聖子です。2007年に、私は第6回大会を武蔵野大学武蔵野キャンパスで開催しました。多くの方に来ていただいたのを思い出します。それから10年がたち、武蔵野大学の新しいキャンパスである有明キャンパスで、再び皆様をお迎えすることになりました。有明キャンパスは、東京オリンピックのスポーツ施設、豊洲新市場、お台場の賑わい、巨大マンション群など良くも悪くも話題に事欠かない東京湾岸に立地しております。

この10年でトラウマやPTSDに関して何が変わったのでしょうか。また何が変わらないのでしょうか。
東日本大震災や熊本地震の例をみるまでもなく、大災害は変わらず起き続け、多くの人の健康に深刻な影響を及ぼしているということ、これは変わらない事実です。一方災害後の精神的支援に関しては、支援方法が少しずつ目に見える形で組織化されてきたことが、変化として挙げられるでしょう。また、PFAなどのガイドラインに従った支援の在り方の習得も広がりを見せています。

また犯罪被害に関しては、虐待やDV、性暴力の被害の体験率は日本でも高く、今でも表に出ないケース、支援が必要なのに適切な支援が受けられないケースが多くあることは10年前と変わらないかもしれません。しかし、これらの被害が全国どこにでもあり、支援が必要な人も多いことを知る専門家の数は明らかに増えました。さらに、現在、性暴力被害者への支援はレイプワンストップ支援センターを中心に、国や地方自治体の施策の急務となっています。他に比べ遅れ感のあった性暴力被害者支援も大きく変わろうとしています。

PTSDについて言えば、相変わらずマイナーな領域ではあるけれども、この10年で従来の日本の精神医学、臨床心理学、法学の中でかなり市民権を得てきたと言えるでしょう。以前の様にPTSDの実在そのものが議論の対象となることは少なくなり、PTSDの存在を前提としてのbio-psycho-socialな研究や臨床の成果に焦点は移っていると言えます。認知行動療法への関心などはその最たるものでしょう。

本学会では一歩進んで、PTSDが生じる時期からPTSDが固定する時期まで、すなわち急性期から慢性期への継続的な視点で、PTSDやトラウマ後の支援に光を当ててみたいと思います。トラウマ反応の急性期は、なかなか研究の対象になりにくく、実証的知見の少ない時期です。しかしその数少ない研究はトラウマから直後の時期、そのあとに続く時期の重要性を教えています。自然回復を阻害しないようにするには、増進するには、どのような方策があるのでしょうか?災害の急性期にはどのように支援が行われているのでしょうか。犯罪被害の場合にはどうなのでしょうか。

いつも存在している重要な問題を、新しい視点で考えられる大会にしたいと思います。東京ベイエリアの眺望付きの大会にぜひご参加ください。

  • 大会ポスターダウンロード
  • 共済・協賛団体

【大会事務局】

武蔵野大学 通信教育部
人間科学部 人間科学科内
〒202-8585
東京都西東京市新町1-1-20
事務局長:野口 普子

【運営事務局】

株式会社日本旅行 九州法人支店
Global MICEセンター内
〒812-0011
福岡県福岡市博多区博多駅前3-2-1-5F
■ TEL. 092-451-0606
■ FAX. 092-451-0550
■ E-mail. jstss16@nta.co.jp